呉族(ごぞく/海洋民族)

呉族(ごぞく)は、中国福建省辺りの発祥と考えられる海洋民族であるが、大元は「ポリネシア群島辺りから中国大陸に沿岸部に移り住んだ人々ではないか?」と考えられる。

海洋民族(隼人族・呉族系)の発祥は、特定がむずかしい。

インドネシア、ポリネシア、ミクロネシアなどの南方の島々の原住民族が、「黒潮に乗って島伝いに北上してきた」とする説が有力で、それが九州南部に早い時期に上陸したのだろうか。

但し勿論、任那(みまな)も、農耕山岳民族系の加羅(カラ)や加那(カナ)とも呼ぶ訳でもあるが、部族に拠っては一旦朝鮮半島に上陸してかの地に勢力を築き、その一部が部族単位で日本列島に移り来た呉族(ごぞく/海洋民族)系も存在したに違いない。

つまり、任那(みまな)の国そのものの国内も農耕山岳民族(加羅族系)と海洋民族(呉族系/加那・カナ)は混在し、日本列島同様に覇権を争い新羅(シルラ/しらぎ)に後押しされた農耕山岳民族(加羅族)と百済(ペクチュ/くだら)に後押しされた海洋民族(呉族)との勢力争いは存在した。

一方で隼人系の「呉族」の様に一旦中国大陸で大国(呉帝国)を作り、文明を携えて一気に東シナ海を渡り日本列島に渡来して来た者達も居ただろう。

今に伝わる浦島竜宮伝説などは、その名残とされている。

この農耕山岳民族(天一族・加羅系)と海洋民族(隼人族・呉族系)と言う二つのまったく違う民族が、幾つかのルートを経て九州の地で遭遇し、生きる為の土地をかけて覇権を争う。

この争いの期間が、神代の時代だったのだ。

つまり、日本列島に渡来した呉族系海洋民族が奴国(なこく)を造り、その奴国(なこく)は一時期は邪馬台国に圧迫されたが、やがて盛り返して海洋民族国家・狗奴国(くなくに)が成立、その狗奴国(くなくに)が勢力をまして邪馬台国を圧迫、誓約(うけい)に到って両者が統一を為して日本列島の西半分が神武朝大和朝廷の基礎と成ったのである。

狗(いぬ=犬)の文字は犬神信仰に通じ、呉族系(ごぞく/海洋民族)・狗奴国(くなくに)の国号にも使われている。

日本列島の氏族が呉族(ポリネシア)系部族と加羅族(中国雲南省発祥の山の民)系部族の二系統が存在する証拠は、漢字と呼ばれる文字の読み方にも名残を残している。

例えば原(はら)の文字は、呉族(ポリネシア)系の「海の民」が原(バル)が「はら」と読み、加羅族(中国雲南省発祥)系の「農耕民族(山の民)」の原(ユェン)が「げん」と読むのではないだろうか?

それなら海彦・山彦の民話伝承も、符合して来るのである。

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◆神話で無い、リアルな初期日本人の成り立ちについては、【日本人の祖先は何処から来たのか?】を参照下さい。

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by mmcjiyodan | 2010-04-25 00:46 | Comments(0)  

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