宇治県主(うじあがたのぬし)と猿田彦大神(サルダヒコオオミカミ)

列島の民(日本人)は、「先住民(縄文人)渡来系部族の混血だ」と言われていて、天宇受売(アメノウズメ)の夫神・猿田毘古神(サルタヒコ)は先住民(縄文人)、后神・天宇受売命(アメノウズメノミコト)は渡来系弥生人だった。

神話に於いては、猿田彦が天孫降臨を感知して雲に上って上天し、「途中まで出迎えた(渡来を歓迎?)」とされ、その時天孫(渡来人・進入部族)は猿田彦に対し天宇受売命を「使者として交渉させた(誓約(うけい)の性交による群れの一体化の儀)」と言う。

実はこれらの神話は、多くの多部族・多民族が日が昇る東の外れの大地・日本列島で出遭った事に始まる物語である。

その多部族・多民族が夫々(それぞれ)に部族国家(倭の国々)を造り鼎立していた日本列島を混血に拠って統一し、日本民族が誕生するまでの過程を暗示させているのである。


京都府宇治市の地名や宇治川右岸の宇治山田町に鎮座している世界文化遺産の宇治上神社と直ぐ近くに在る宇治神社に謂れを残すのは古代の豪族・宇治県主(うじあがたのぬし)の存在である。

宇治県主(うじあがたのぬし)は、猿田彦大神(サルダヒコオオミカミ)・大田命(サルダヒコノミコト)の末裔とされる宇治土公氏(うじのつちぎみし・うじとこし)の事である。

この宇治土公氏(うじのつちぎみし・うじとこし)の名から、猿田彦(サルダヒコ)大神・大田(サルダヒコ)命が土公(つちぎみ)=縄文人(蝦夷)、つまりニニギノミコトの天孫降臨に際して出迎えた先住神で在る事がはっきり判る。

つまり宇治県主(うじあがたのぬし)=猿田彦大神(サルダヒコオオミカミ)は、畿内に先住していた蝦夷族の部族長・土公(つちぎみ)である。

猿田彦大神(サルダヒコオオミカミ)は、天宇受売命(あめのうずめのみこと)との誓約(うけい)を介して大和朝廷(ヤマト王権)下で臣従し、宇治県主(うじあがたのぬし)の地位(官職)を得たのではないだろうか?

余談であるが、京都・宇治上神社近くに県(あがた)神社が在り、古くは大和政権下に於ける宇治県主(うじあがたのぬし)に関係する神社と見られている。

その宇治県(うじあがた)神社の祭礼「県(あがた)祭り」は暗闇祭りで俗に「種貰い祭」とも言われ、祭礼で行き会った多くの男女が性交に及び、妊娠すれば「神から子種をさずけられた」とした祭りだった。

この奇祭の発祥が、猿田彦大神(サルダヒコオオミカミ)と天宇受売命(あめのうずめのみこと)との誓約(うけい)の故事に倣(なら)ったものである事は容易に想像が着く。

尚、現在の宇治土公氏(うじのつちぎみし・うじとこし)の子孫は、三重県伊勢市宇治浦田の地に鎮座する「猿田彦神社」の宮司家として永らえている。

また、その猿田彦神社境内には猿田彦(サルダヒコ)大神の后神・天宇受売命(あめのうずめのみこと)を祀る「佐瑠女神社(さるめ)」が鎮座しており、芸能の神・縁結びの神として崇敬されている。

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詳しくは、小論【誓約(うけい)】をご参照ください。

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◆神話で無い、リアルな初期日本人の成り立ちについては、【日本人の祖先は何処から来たのか?】を参照下さい。

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by mmcjiyodan | 2010-05-31 00:30 | Comments(0)  

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