敬称・屋形号(やかたごう)

守護大名・戦国大名の主は、「殿様」では無く「お館様」と呼ばれた。

これには歴史的経緯があり、「館」は「屋形(やかた)」と言う称号の事である。

本来の「屋形(やかた)」とは、公家や武家など貴人の「館」の事を意味し、室町幕府及び江戸幕府に於いては、名門或いは功績ある武家の当主に許された称号または敬称であり「屋形号」と言う。

「屋形号」が成立したのは室町時代初期の頃であり、足利氏の一門や有力な守護大名、守護代、主に室町幕府の成立や謀反人討伐に功ある国人領主にその称号が許された。

これが派生して、戦国期には家臣が国人領主を呼ぶ「お館様」に成ったが、厳密に言うと正式な「屋形号」は、時の幕府が認めた称号または敬称に限られる。

江戸幕府の事例としては、徳川御三家(尾張藩、紀州藩、水戸藩)が「屋形号(敬称)」を許され「お館様(おやかたさま)」と呼ばれる名誉を得ている。

また、室町期守護大名として山陰地方に大勢力を張った新田流・山名氏応仁の乱を境に没落したが、因幡国・山名氏の豊国(祐豊の甥で娘婿)は、豊臣対徳川の圧力高まる早くから徳川家康に従った為、千六百一年(慶長六年)に家康から但馬国・村岡に知行六千七百石の所領を与えられ、江戸期を交代寄合格(こうたいよりあいかく/大名待遇)の旗本として存続した。

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by mmcjiyodan | 2011-03-06 01:19 | Comments(0)  

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