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ナニャドヤラ・古代ヘブライ(ユダヤ)伝説〔一〕

秋田美人と粛慎(ミセハシ)の謎に関わり、有史以前に日本列島に到達していた粛慎(ミセハシ)と呼ぶ部族、実は欧州系の白人種(ロシア人)だったのかも知れない。

その事を前提にすると、先入観では消化し切れない埋没した歴史がまだ存在するのかも知れない。

実は粛慎(ミセハシ)とされた渡来部族は白人種ではあるが「ヘブライ(ユダヤ)人の血流が濃い人種で在ったのではないか」と推測される痕跡が、奥州(東北地区)各地に存在する。

その指摘をされたのが岩手県出身の神学者・川守田英二博士で、長期に渡ってサンフランシスコで邦人キリスト教会の牧師をしながら「古代ヘブライ(ユダヤ)語を研究した」と伝えられている。

川守田英二氏が着目したのは青森県下北から南部地方に伝わる民謡「ナニャドヤラ」で、「ナニャドヤラは古代ヘブライ(ユダヤ)語である」と言うのだ。

青森県の新郷村と言う所には、伝・「キリストの墓」がある。

新郷村は古くは「戸来村」と言われていて、ヘブライに漢字を当てると‘戸無来’となり、無は無いから取ると戸来村となる。

新郷村に入ると「ようこそキリスト村へ」と言うアーケードが迎え、案内に沿って山を登ると十字架が二つ立っている。

その十字架はキリストと、キリストの双子の弟の墓だと伝えられている。

案内板には「ゴルゴダで処刑されたのはキリストの双子の弟イスキリの方で、兄は生きてこの地まで逃げ、この地で生涯を全うしたそうだ。

まぁ信仰絡みの伝説には、信者の希望を未来に伝える傾向もある事からキリスト本人が渡来して来たのか、信者が「キリストは我等と伴にあり」と信じての創作なのかは定かではない。

この新郷村の民は、「キリストの墓」の周りに円を描いて「ナニャドヤラ」の盆踊りを歌い踊る。

つまり新郷村にはイスラエルの風習と思われるものが残っており、その代表的なものが「ナニャドラヤ盆踊り」と言われている。

地元の年寄りでも意味は分からないかったが、川守田英二氏は「ナニャドヤラ」の歌詞を古代ヘブライ語の進軍歌と訳した。

ナーニャード・ヤラヨウ(御前に聖名をほめ讃えん)、ナーナャード・ナアサアレ・ダハアデ・サーエ(御前に毛人を討伐して)、ナーニャード・ヤラヨ(御前に聖名をほめ讃えん)と言う意味であると発表したのだ。

川守田英二氏の説に拠ると青森県から岩手県にかけて散在する地名の一戸(いちのへ)から九戸(くのへ)、そして十和田は、失われた渡来ユダヤ十支族に関係あるとしている。

「ナニャドヤラ」の歌詞は全部の歌詞が意味不明のまま伝えられており、神学学者・川守田英二博士はその意味をヘブライ語とすれば解読出来るとしている。

つまり、ナニャドラヤー(お前に聖名を誉め讃えん)、ナニャドナサレノ(お前に毛人を掃討し)、ナニャドラヤー(お前に聖名を誉め讃えん)と訳せるそうだ。

紀元前六百八十六年頃に流浪の民となって世界に散らばったヘブライ(ユダヤ)人が、「古代この地に来た」と言う事は否定できない。

日本列島から遠く離れたヘブライ(ユダヤ)発祥の地(現イスライル)を思えば、この話しはにわかに信じ難いかも知れない。

だが、流浪の民がユーラシア大陸を東方へ伝い彷徨(さまよ)い、渡海して日本列島に渡って来ても不思議は無い。

何故ならその痕跡はこの新郷村に止まらないからで、事実「ナニャドヤラ」の踊りは下北半島でも踊られている。

またねぶた祭りで有名な青森市で、ねぶたを囲んで踊るハネトの掛け声「ラッセラー・ラッセラー・ラッセ・ラッセ・ラッセラー」も又、ヘブライ語なら理解できる。

川守田英二博士の訳では、その掛け声を「動かせ・動かせ・高きへ進め」と訳せると言うのだ。

弘前のねぷたの「ヤーヤードゥ」は「エハボを讃えよ」となり、全国の祭りで山車を引く時「エンヤラヤー」と言う掛け声を発する。

この掛け声もヘブライ語「エァニ・アハレ・ヤー」に訳すと「私はヤハウェを賛美する」となると言う。

また川守田英二氏は、日本各地に伝わる民謡の囃子言葉のほとんどが同じように「古代ヘブライ(ユダヤ)語ではなかろうか」と言う。

その指摘で、佐渡おけさでは「アーリャ・サ」、ソーラン節の「ヤーレン・ソーラン」、よさこい節の「ヨサー・コイ」などの意味不明とされる囃子言葉を挙げている。

正直、川守田英二博士の説は現在ではまだ異説の範疇にあるが、秋田美人に代表される白人種の痕跡や「ナニャドヤラ」の習慣は現に奥州(各地)に存在する謎である。

となると、日本列島側の倭の国々の中には想わぬ部族の古代国も在った訳で、益々人種の坩堝(るつぼ)だった他部族(他民族)小国家時代が存在した事に成る。

そして粛慎(ミセハシ)とされた渡来部族がロシア側に近い朝鮮半島から小船を漕ぎ出すと、対馬海流に乗って漂着するのは青森県辺りだそうで、辻褄が合う話なのだ。

青森県十和田湖外輪山の一つである戸来岳(大駒ヶ岳、三ッ岳)に面し、十和田湖の東側に位置し西を秋田県との境に位置する三戸郡の村が新郷村(しんごうむら)である。

新郷村(しんごうむら)にはユダヤの紋章(ダビデの星)と似た家紋を持つ旧家(旧家沢口家)があり、生まれた子供を初めて屋外に出す時、額に消し炭で十字を書く風習がある。

このユダヤの紋章(ダビデの星)と伊勢神宮・伊雑宮の御食地の海女が身に着ける魔除けに、セーマンドーマンまたはドーマンセーマンと呼ばれるデザインが酷似している。

この呼び名のはっきりとした謂われは伝わっていないが、陰陽道の占いで使用する星形のマークは安倍晴明の判紋(五芒星)、格子状のマークは九字紋と同じ形状である。

奥州(東北)と切っても切れないのが東北蝦夷(エミシ)安倍氏(安倍御門)である。

その安倍氏族・安倍晴明が使う判紋(五芒星)がユダヤの紋章(ダビデの星)と酷似しているとなると、これはもう偶然とは言い難い。

九字紋は横五本縦四本の線からなる格子形(九字護身法に拠ってできる図形)をしていて、意味は、一筆書きで元の位置に戻る事から、「生きて帰って来る」と言う意味でもある。

キリスト信仰には「復活」があり、この陰陽道五芒星がユダヤの紋章(ダビデの星)と酷似してなお意味まで一致している。

となると、紀元前の日本古代史の中に渡来ヘブライ(ユダヤ)人の失われた歴史が在り、日本の古代信仰にその影響を残したのではないだろうか?

ナニャドヤラ・古代ヘブライ(ユダヤ)伝説〔二〕】に続く。

古代ヘブライ(ユダヤ)系・諏訪モリヤ伝説】に飛ぶ。

詳しくは、小論【秋田美人とナニャドヤラ】を参照。

日本の伝説リスト】に転載文章です。

◆神話で無い、リアルな初期日本人の成り立ちについては、【日本人の祖先は何処から来たのか?】を参照下さい。


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by mmcjiyodan | 2011-09-14 16:11  

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