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元慶地震(がんぎょうじしん)

八百七十八年(元慶二年十一月一日)には関東南部でマグニチュード七・四以上の直下型大地震・元慶地震が発生、奥州鎮撫の拠点である相模国・武蔵国が混乱する。

日本の元号の一つ「元慶(がんぎょう、げんけい)」は、清和天皇(せいわてんのう/第五十六代)の第一皇子・陽成天皇(ようぜいてんのう/第五十七代)と、続く光孝天皇(こうこうてんのう/第五十八代)の御世である。

元号としては貞観(じょうがん)の後、仁和(にんわ)の前にあたり、八百七十七年から八百八十五年までの八年間を指す。

この貞観(じょうがん)から仁和(にんわ)にかけての時代は、この元慶(がんぎょう)も含めて地殻変動が活発な時期だった。

この元慶地震(がんぎょうじしん)、伊勢原台地の西南端、平塚市岡崎丸島の平野で行われたボーリングにより明らかにされた「伊勢原断層の活動ではないか」と考えられている。

元慶地震の混乱に乗じて出羽国の夷俘(えみふ/エミシの俘囚)が反乱し、秋田城等を焼く元慶の乱(がんぎょうのらん)が勃発、鎮圧に五~六ヵ月を要している。

この出羽国の夷俘(えみふ/エミシの俘囚)の反乱、立場の違いで朝廷側に言わせると反乱だが、蝦夷の俘囚側にすれば部族抵抗の聖戦である。

つまり七百八十年代以降に桓武天皇の命で坂上田村麻呂が制圧した東北の蝦夷も、この頃はまだ隙あらば抵抗している最中だった。

この年(元慶二年)、朝廷の統治組織として地方官任命交代をスムースにさせる為の令外官・押領使が新設されている。

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by mmcjiyodan | 2012-01-29 09:54  

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