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卑弥呼(ヒミコ)

魏志倭人伝(ぎしわじんでん)に「卑弥呼(ヒミコ)」と言う女王がいた。

治める国は、邪馬台国(やまたいこく)である。

その地が何処に在つたか、未だに学者達は論争の最中である。

中華帝国の魏書に在るのみで日本の史書に記載が無い卑弥呼邪馬台国の事を知らない日本人は、何故かほぼ居ない。

だが、日本の史書とされる古事記日本書紀に在るスサノウ(須佐王)狗奴国(くなくに)はかなり知名度が低い。

この奇妙な状況が、今の日本史の現状ではないだろうか?

弥生時代の出土品・銅鐸(どうたく)は、弥生時代に製造された釣鐘型の青銅製の祭器で、二世紀代に盛んに創られ三世紀になると突然造られなくなるのだが、この時期が「鬼道(神道)」が旧来の信仰に取って代わる時期と重なっている。

弥生時代から古墳時代への転換期の様相を示すと言われる奈良・纒向(まきむく)遺跡から大量に出土した桃の種から、中華大陸・魏国から伝わったと想われる「き道(神道)の祭祀が行われた」と推測され、その祭祀を司(つかさど)ったのが「卑弥呼ではないか」と期待されている。

ここで問題なのは、日本の考古学者の大半が最初から「鬼道(神道)が列島民に伝えられた」と解釈し、中華大陸・魏国からの「渡来部族が持ち込んで来た」とは発想しないからである。

魏志倭人伝に登場する卑弥呼は、この「鬼道(神道)を用いて衆を惑わした」と記述在り、「鬼道(神道)」は弥生時代から古墳時代への転換期に「新しい信仰」として「旧来の信仰を駆逐する形で列島に受け入れられた」と解されている。

つまり、もしも「鬼道(神道)」が渡来部族が移民と伴に持ち込んで来たのであれば、卑弥呼は大陸の新しい信仰を持ち込んだ「渡来人」と言う事に成る。

大和合の国(日本列島)黎明期の女神は、神の言葉を天上から受け取り、御託宣(ごたくせん)として下界の民に伝えるのが役目、つまり巫女(みこ/シャーマン)だった。

この卑弥呼が、比売(ひめ)大神(おおみかみ)=(比売の命(ひめのみこと)と同一人物の可能性がある。

魏志倭人伝に見える倭国内の国々の一つである邪馬台国の女王は、「卑弥呼」と記されている。

この卑弥呼は日本の歴史上謎の人物だが、卑弥呼は大陸・魏帝国側が列島側の音(オン)を漢字(中国語の音)に充てた表記ではないだろうか?

邪馬台国の国家の運営は、卑弥呼の御託宣(シャーマニズム)を背景に行なわれていた。

そのシャーマニズムの根幹、御託宣を為す存在が火(アピ/火の意)だったのである。

アピ(火/原ポリネシア語)は、先住蝦夷(エミシ)の族長一派が名乗り、縄文期の列島の首領(火を操る指導者)の尊称である。

その娘はアピの娘(アピミコ=皇女)であり、日女皇子(ヒメコ/火女皇子)とも言う。

つまり邪馬台国の女王「卑弥呼」は尊称で、卑弥呼には別の固有名があった筈である。

女(おんな)は中文(ツンウぇン・中国語)で「ニュョイ」であるが、アイヌ語では巫術女(みじゅつめ/巫女・みこ)の事をオイナ・カムイ(oyna ・kamuy)と言い、このオイナ(oyna)が「女(おんな)の語源ではないか」と考えている。

原ポリネシア語の「アピ(火の意)」とアイヌ語の「アピェ(ape・火の意)」は共通していて、インドネシア語系の「アピ(火)」も同じ音である。

占術、呪術に於いて火(炎)は重要なアイテムで、日本語の火(ひ)は、韓語(ハングル)では火(プル)、中語(ツゥンウエン・中文)では火(フォ)であるから、魏志倭人伝(中国語)が意味よりも音(オン)を優先すれば「卑弥呼(ピミコ=皇女)」と充てる事は充分考えられる。

比売(ヒメ)は神代の神格化した女性に対する尊称で、後世の代の姫に通じる。

そこで九州・宇佐神宮(宇佐八幡宮)に鎮座まします「比売(ひめ)大神(おおみかみ)」が、邪馬台国の女王「卑弥呼」で有っても不思議は無い。

尚、三兄妹・三貴神(ウズノミコ)である天照大神、月読命、スサノウ(須佐王)は、「記紀(古事記日本書紀)神話」に於ける「)」の伝承的存在である事を心して分けて扱うべきである。

また、天照大神(天照大御神)は「大日霊/おおひるめのむち」とも言う神名(異称)を持ち、天照大日霊女尊(あまてらすおおひるめのみこと)と言う言い方もある。

その「大日霊/おおひるめのむち」の「おお」は尊称であり「ひるめ/日霊女」は「ひみこ」の事とされ「卑弥呼を指す」と言う解釈がある。

詳しくは、詳論【古代国家・邪馬台国卑弥呼】に飛ぶ。

卑弥呼(ひみこ)の墓】に続く。

日本の伝説リスト】に転載文章です。

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by mmcjiyodan | 2008-04-27 22:16 | Comments(0)  

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