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日本語のルーツ/音読み・訓読みの謎

中国語(中文/ツンウェン)で「タゥ」と発音する「桃」は日本語では「トウ」と発音し、明らかに元が中国語(中文)に起因しているが、もう一つの「モモ」と読むのはどこから来たのだろうか?


そもそも、大陸や朝鮮半島からの文明を携えて渡来部族が散発的に日本列島に渡来して来て弥生人を構成して行く。

弥生人の渡来が散発的であったことも幸いして、. 先住縄文人と大陸から渡来した長江文明を持った弥生人が争うことなく誓約手段により共存して行った。

やがて弥生人の渡来部族の集合体で大和政権が成立する。

大和政権の統治の正統性を国民二認めさせる為に様々な伝説を捏造して流布する活動を国家単位で実施する。


音読みとは、もともと中国語としての漢字の発音に基づく読み方である。

話しはややこしく成るが訓と言う文字を音読みすると(クン)と発音し訓と言う文字を訓読みすると訓(おし)えになる。

訓読みとは、訓示(くんじ)と言う用法に在るように「意味や解説を教え示す」、読み音である。

つまり訓読みは、その漢字の持つ意味を蝦夷(えみし)族/縄文人(先住民族)の言語に当て嵌め翻訳機能を持たしたところから生まれた読み方である。

例を挙げると、日本民族の代表的氏姓・鈴木(すずき)を中国風に発音すると鈴木(リンムウ)で古代縄文語に当たる発音が鈴・木(すず)・(き)と発音したのだろう。

鈴木(すずき)氏の謂れは、神武東遷の折に紀伊半島に在住の渡来部族・物部氏(もののべし・熊野別当)の一族が、神武天皇の畿内地方を征する折に「木の先端に鈴を下げて道案内をした」と言う故事にその物部氏の一族に鈴木(すずき)を名乗る事を賜った。

それが神官・白藤鈴木氏の始まりで日本全国に神主の元一族として散らばり増殖して行った。


人は、存在する現実には中々疑問を抱かない。

それは「存在するものだから当たり前」と思い込み、当然の存在と認識するからそれ以上深くは考えない。

しかしながら貴方が使っている日本語、結構面白い経緯が在って成立しているので、その事を御紹介する。

予(あらかじ)め断って置くが、これはあくまでも「日本語のルーツ」つまり「原型」の話しであり、その「原型」に渡来流入する人種の様々な言語が加わりまたは外されて今日の日本語に到っている。


筆者は、漢字(中華大陸文字)の日本読みに、同じ漢字圏の大陸(中国)や半島(韓国・北朝鮮)の国には無い「音読み訓読み」が有る事に着目した。

「音読み訓読み」が有る事は、他国から「日本語は難しい」と言われる要因の一つに成っているものだが、本来言葉は正確に確実に意志を通じさせたい為のものだから、それを何故複雑にして難しくしてしまったのだろうか?

それには、今から記述する合理的な理由が存在したのである。


日本語のルーツについては、アルタイ起源説 、高句麗語同系説 、朝鮮語同系説、オーストロネシア(ミクロネシア)語起源説(混合語起源説) 、クレオールタミル語説などが「これまでに唱えられた主要な説」とされる。

アルタイ起源説於いてアルタイ語とは蒙古語・満州語・朝鮮語・トルコ語などが属する言語である。

各説を主張する学者の間で色々と論議が盛んだが、どれも多少は正解であり、そんな不確かなものを単純にどこか一つに軍配を上げようとするのは間違いである。

つまり日本列島には、多種多様の渡来人に拠り多くの原語が流入した事実から、その内の一種を取り上げてその原語が「日本語のルーツである」と主張するのは余りにも強引な論法である。

実はそれらの原語は、日本語成立にとっては素材に過ぎない。

であるなら、その流入した多くの原語が整理を見た時が、「日本語のルーツとして成立した」としなければ成らないのである。

まぁ、唱えられた主要な説を川に例えると源流の小さな川達(支流)であり、それらが日本列島で合流して本流(日本語のルーツ)と成ったものである。

つまり、支流が合流して本流と成った時点、縄文期から弥生期へ移行する言語的過程で起こり得た事が、まさに「日本語のルーツ」ではないだろうか?

勿論、縄文人(蝦夷族)には原語は在っても文字はなかった。

そしてその後、半島や大陸から日本列島に渡来して来た人々が、縄文人(蝦夷族)と共生して弥生人となった時にも、まだ意志を伝える原語だけで文字はなかった。

その後、半島や大陸から新たな文明を携えて部族単位で征服に遣って来た部族が、弥生原語の意味と漢字の意味を突き合わせて自動翻訳化する音訓二重発音の読み方を編み出した。

海を渡り日本列島に渡り住んだ渡来部族政権・大和朝廷(やまとちょうてい) の統治政策として現住部族・蝦夷族(エミシ族)の統治政策として考案したのが二重発音をする日本語用法陰陽寮にコントロールされた修験者だった。


日本史に登場する「大和言葉(やまとことば)」と言う表記には、正直少々疑問が在る。

実はこの「大和言葉(やまとことば)」の表記には、蝦夷(エミシ)族の存在を抹殺する意図が在るからだ。

大和民族(ヤマト民族/日本人)の成立過程を観れば、鬼伝説の流布がおわった室町期に成立して居る。


原在、「日本の最も古い言葉」と伝えられる「大和言葉(やまとことば)」が残る主な地域は、日本列島の両端(りょうはし)に当たる青森県と沖縄県と言われている。

つまり「大和言葉(やまとことば)」とは、そのルーツが「蝦夷(えみし)言葉に在る」と充分に推測できるのである。

にも拘(かかわ)らず、渡来部族が先住民族(蝦夷/エミシ)の地を乗っ取った歴史を「大和言葉(やまとことば)」の名称で隠蔽(いんぺい)してしまったのだ。


詳しくは【日本語のルーツと安倍氏】に飛ぶ。

◆神話で無い、リアルな初期日本人の成り立ちについては、【日本人の祖先は何処から来たのか?】を参照下さい。
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by mmcjiyodan | 2008-04-28 00:10  

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