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日本海流(黒潮・暖流)

毎年初夏から初秋に掛けて日本列島近海の海水温が上昇する頃に、黒潮本流は日本列島に近付く。

恐らく、日本人の多くの先祖であろう原ポリネシア系縄文人は、その季節に黒潮に乗ってやって来たのだろう。

悠久のロマンである。
日本列島の歴史は、海(海流)のもたらせた歴史である。

その海流は、南からから北に列島を包むように掠めて流れる日本海流(黒潮暖流)と対馬海流(対馬暖流)である。

島国の日本列島は、この海の道を運ばれて来た人々に拠って国家が形成された。

日本海流は通称・黒潮(くろしお)と呼ばれ、北太平洋の亜熱帯循環の北西部分に形成される幅が狭く強い流れの海流である。

暖かい南方の海から暖かい海水を運ぶ為、代表的な暖流に分類され、遠くポリネシアの島々から台湾島、琉球列島を経て日本列島の北太平洋側、鹿児島沖、四国沖、紀伊半島沖、伊豆半島沖を掠めて北上する。

対馬海流(つしまかいりゅう)は、九州西方沖に分布する黒潮系の水塊と、東シナ海の沿岸水が混ざり合った海水が対馬海峡を通って、日本列島の日本海側に流入する暖流で、対馬暖流とも呼ばれ、日本列島の日本海側が比較的温暖なのは、この対馬暖流の影響である。

その黒潮(くろしお・日本海流)と対馬海流が、悠久の昔からの海の道で、古代縄文人(ポリネシア系)を運び、後発の征服(進入)部族(氏族・渡来民族の呉族・別名海人族や隼人族/加羅族・別名山人族)を運び、両者の混血を経て「弥生(時代)人」が誕生した。

この黒潮(くろしお)の流れ、気候変動と連動して広い北太平洋を時代時代で流れを変えながら日本列島に近寄ったり離れたりする。

伊豆半島に、魏帝国(三国志時代)の「魏志倭人伝」にみえる倭国内の国々の一つである「伊都国」が成立する少し前の黒潮(くろしお)は、比較的日本列島からは離れて流れていた時代で、同じく三国志時代に呉帝国から新天地を求めて船出した賀茂葛城の前身となる呉族系氏族の一群が辿り着いたのは、伊豆半島沖・伊豆諸島の三宅(宮家)島だった。

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by mmcjiyodan | 2008-04-28 00:16  

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