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豊臣秀吉(とよとみのひでよし)

豊臣秀吉(とよとみのひでよし)の顔はけして猿顔では無かったし、主君の織田信長も、「サル」などとは呼んではいない。

生家と言われる中村郷も山深い里ではない。

世間から「サル」と呼ばれる由縁は、やはり「その出自に起因するもの」と思われる。

信長が生駒吉乃(いこまきつの)に逢う為に通ったの生駒屋敷で、吉乃(きつの)から預けられた日吉と言う小者、何故か氏も名乗らないが、一通りの読み書きは基より歌まで嗜(たしな)む。

正式な出自名乗りも無い日吉の教養は当時としては奇怪な存在だったが、信長は愛妾・吉乃(きつの)からその出自を聞いて「これを生かさぬ手は無い」と閃(ひらめ)いた。

つまり日吉が、山窩(サンカ・サンガ)の棟梁家の血筋と知ったからだが、そこで信長は余人の様に氏の出自には拘らない。

この国には、古来から人別にも記載されない山窩(サンカ・サンガ)と呼ばれる山の民(非定住民・狩猟遊民)が居る。

秀吉の出自については、山窩(サンカ・サンガ)出身説があり、彼のあだ名とされる「サル」は、「山猿から来ている」とも言われて居る。

秀吉には氏姓に通じる記録がまったく出ない上に、蜂須賀(小六)正勝など川並(かわなみ)衆と呼ばれ、河川水運を生業とする野武士集団千二百騎の支援を得ている。

蜂須賀(小六)正勝は小豪族の出自とされるが、蜂須賀は地名であり、「蜂須賀村の小六さん」かも知れない。

もし蜂須賀(小六)正勝が、伝えられる小豪族の出自であれば、先祖の氏姓は当時でも公表されたはずである。

そして、それだけの血筋と支配する野武士集団があれば、例え枝葉とは言え、当時ろくに部下を持たない小物の木下藤吉郎(秀吉)に助力する必然性は無い。

つまり、川並(かわなみ)衆は山窩(サンカ・サンガ)の集団であり、蜂須賀(小六)正勝はその頭目だった。

そして日吉丸(木下藤吉郎・秀吉)自身も、蜂須賀小六さえ心服させる山窩(サンカ・サンガ・賤民)の総領家の出自だったのではないだろうか?

信長ほどの男が、単に目端が利く程度の男をそれだけで認めるはずは無い。

日吉丸(木下藤吉郎・秀吉)に、もっと価値があったのである。

つまり秀吉には、氏族には関わり無い特殊な人々の動員力があった。

それが、信長の認めた秀吉の力量だったのである。

この辺りに、天才織田信長が木下藤吉郎・秀吉を重用した秘密が在る。

れっきとした狙いが有った。

日吉丸(木下藤吉郎)召抱え当時の織田家の兵力は、出先の砦まで引っ掻き集めても精々兵五千足らず。

野武士集団とは言え兵千二百は、数万石の武将に相当する。

山岳戦に強く、土木工事、利水工事に強い川並(かわなみ)衆は、信長の戦略上必要な氏姓に関わらない第三の勢力だった。

血統至上主義の当時に在って、一族の棟梁(武家)が継子を得るのは命題であるから側室・妾は当然の時代で、それでも実子を為せない上杉謙信や豊臣秀吉は「男性精子に欠陥が在った」としか考えられない。

また、殿上人(高級公家)を中心とする血統至上主義社会では、特に虚弱精子劣性遺伝が進んで逆に養子を貰うのが普通の状態に成っていた。

つまり豊臣秀吉は、男性精子に欠陥が在るほどの「第三勢力として名門の出自だった」との推測が成り立つのである。

「露と落ち 露と消えにし 我が身かな 浪速のことは 夢のまた夢 」・・・秀吉の辞世の句である。

人を懐柔する能力には特に優れていたと評される山猿(山窩/サンカ・サンガ)の盟主・豊臣秀吉の生涯は、古き時代の血統至上主義社会を破壊する事に在ったのではないだろうか?

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豊臣秀吉(とよとみひでよし)については第三巻~第四巻の主要登場人物です。記載項目が多過ぎてブログでは書き切れません。詳しくは皇統と鵺の影人・本編の第三巻~第四巻をお読み下さい。

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by mmcjiyodan | 2008-04-28 02:29 | Comments(0)  

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