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倭文(しずおり)

倭文(しずおり)と呼ぶ織物を、大和(日本)独特の織物と理解している方が多い。


しかし、この事はどうだろう。

伊豆の国(静岡県)修善寺の大野辺りに小さな神社がある。

名を「倭文神社」と言う。

読み方は、倭文と書いて「シズオリ」と読むのが正らしい。

それが、日本全国に分布する機織(はたおり)の神様に成った。

その後、土地それぞれになまって、しずり神社、しどり神社、しとり神社、などと読ませる。

別命を倭文織(しずお)り、綾布(あやぬの)、倭文布(しずぬの)などと呼び、カジノキや麻などを赤や青の色に染め、縞や乱れ模様を織り出した日本古代の織物(イラクサ染め)であるが、朝鮮半島を経由して来た異国の文様に対する意で、「倭文(しず)の字を当てた」と言う。

この倭文(しずおり)の意味は、「延喜式内社」として我が国の神社に加えられた「朝鮮半島系渡来文化」の織り布(イラクサ染め)の呼び名を「倭文(しずおり)」と呼び、それを祭っている。

これは、海洋系民族(呉族)の技法による新羅、任那辺りからの職布が、「倭文(しずおり)」であり、日本列島固有の物では無い。

日本語の外(そと)は中国語では「ワィ」と発音し、日本語の倭(わ)は中国語では倭(ワァ)と発音していたが「ワィ」とも発音する。

つまり中華帝国の外(ワィ)に位置し、人に委せる意味の倭(ワィ)は中華帝国側からすれば「未開の地」を指す言葉である。

その未開の地と言う意味の倭(ワィ)を、中華大陸から或いは朝鮮半島から遣って来た渡来人を中心とした大和朝廷(ヤマト王権)が国名に採用する訳も無く、一貫して大和合の国・大和国を自称している。

尚、「頭から倭=日本の古い呼び名」と思い込んでいる方が朝鮮半島の織物を「文」とし、「倭文(しどり)」を「倭」を付けた「列島の織物を呼ぶ」と解釈しているが、当時は半島も倭国群の内であり「倭文(しどり)」は間違いなく半島側の織物の呼び名だった。

つまり倭文(しずおり)が倭織であれば、日本列島側の人々が朝鮮半島から渡来の織物を倭文(しずおり)と呼んだ事を意味し、朝鮮半島も倭の国でなければ説明が着かないのである。

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詳細は、小論【広域倭の国論】に飛ぶ。

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by mmcjiyodan | 2008-04-29 08:30  

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