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狛犬(こまいぬ)

日本に於いては犬に関する信仰に深いものがあり、その事は、神社に必ず「狛犬(こまいぬ)」が在る事でも、狼神社、犬神社が存在する事でも否定する事は出来ない。

神社の参道に鎮座する狛犬(こまいぬ)は、その神社の「主神の護り神」である。

狛犬(こまいぬ)の起源はインドと言う説が有力で、元々は獅子の形をしていた物を当時の日本人はそれを知らなかった為に「犬と勘違いした」とされている。

確かに、西南アジアでは獅子が守り神である。

しかしながら日本の狼(犬)信仰を考察するに、獅子像を流用したかも知れないが、「犬(狼=大神)の方が相応しい」と言う信仰上の意志が、日本列島にはあったのではないだろうか?

狗(いぬ=犬)の文字は犬神信仰に通じ、加羅族(からぞく/農耕山岳民族)邪馬台国を平定して「神武朝大和朝廷を起こした」とされる呉族系(ごぞく/海洋民族)狗奴国(くなくに)の国号にも使われている。

また、当時の月を基本とした暦(こよみ)、太陰暦と関わりを持ち十二支の一に数えられる兎(ウサギ)と、月の神・月読命(つくよみのみこと)宇佐岐氏などの存在に影響されてか、「因幡の白兎伝説」は生まれた。

その「因幡の白兎伝説」をベースにした信仰が広がり、狛犬(こまいぬ)像代わりに兎(ウサギ)像を社殿前に設置するなど兎(ウサギ)を神の使いとする神社は日本中にかなりの数に登る。

◆神話で無い、リアルな初期日本人の成り立ちについては、【日本人の祖先は何処から来たのか?】を参照下さい。

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by mmcjiyodan | 2008-04-29 11:58  

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