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壱与比売(いよひめ)

壱与比売(いよひめ)については、所謂天孫三兄妹・三貴神(ウズノミコ)である天照大神、月読命、スサノウ(須佐王)の三兄妹の一人・月読命であれば、天照大神とスサノウ(須佐王)も誓約(うけい)の姉弟であるから、月読命(つくよみのみこと)が他人ながら神話上に於いて姉妹の契りを結んでも不思議は無い。

我輩の推測では、壱与比売(いよひめ)は月読の命(ツクヨミ・つきよみのみこと)である。

同一人物だが、その運命「始めに与えた」により、「壱与比売(いよひめ)」と呼ばれた。

卑弥呼以後、邪馬台国が安定した理由は、狗奴国(くなくに)の王(スサノウ/須佐王)誓約(うけい)を結んだからである。

壱与比売(いよひめ)の「政治の手腕」や「生涯」が無いのは、壱与比売(いよひめ)が邪馬台国の女王を引き継いだ時は、既に狗奴国(くなくに)に敗戦していて壱与比売(いよひめ)の名のごとく「初めて与えた(壱与比売)」の誓約(うけい)の結果である。

つまり邪馬台国・壱与の治世時は、既に狗奴国(くなくに)の属国として後の神武朝に吸収されて居いて誓約に拠る国家の安泰が唯一の成果だったのである。

一族の祖は大陸より来たりて朝鮮の任那(みまな)を経て、壱岐島に渡り、日向に国を興す。

月読(ツクヨミ・つきよみ)神社は壱岐島に有る。
神話の世界では有るが、辿って行くと案外本音を洩らしている部分もある。

記述によると、天の一族は、隼人族と手打ちを行い、天照大神スサノオの間で誓約(うけい)がなされ、「天忍穂耳(あまのおしほみ)の命が生まれた。」とある。

この、誓約(うけい)がトップ同士の政略結婚の意味であるなら、スサノオの相手は、卑弥呼の宗女、壱与(いよ)が有力である。

つまり、名前には意味がある。

天岩戸に拠る究極の部族和合・・誓約(うけい)の概念を念頭に推測すると、卑弥呼の後継・宗女「壱与」の読み方は、「一に与える」の贈り名であり、卑弥呼・後継霊媒師として誓約(うけい)を実践する以前は「別の名をかざしていた」と考えられるのである。

卑弥呼の死後、邪馬台国の混乱を沈めたのは、「壱与だ」と伝承されている。

この時、女王・壱与(いよ)は、僅か十三歳とされる。

壱与と言う名前からして、ずばり「始めに与えた」と読むのは強引過ぎるかも知れないが、読めなくもない。

その誓約(うけい)で生まれた天忍穂耳(あまのおしほみ)の命の子供が、「可愛(えの)岳にご陵墓が在る」と言われるニニギ(当用漢字がないのでカナ書き)の命である。

尚、三兄妹・三貴神(ウズノミコ)である天照大神、月読命、スサノウ(須佐王)は、「記紀(古事記日本書紀)神話」に於ける「)」の伝承的存在である事を心して分けて扱うべきである。

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◆神話で無い、リアルな初期日本人の成り立ちについては、【日本人の祖先は何処から来たのか?】を参照下さい。

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by mmcjiyodan | 2008-04-30 00:58  

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