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明治維新政府がひねり出した「財源」

明治新政権が樹立すると、西郷隆盛の周りの同志が急速に変化を始める。

彼らは政権を手中にして欲も出、各々の考え方に微妙な変化が生じて新たな合意が形成されつつあった。

おりしもアジアにおいては欧米の植民地化が凄い勢いで進んでおり、早急に中央政権化を図って欧米列強に伍せる国家体勢を整えねばならない。

そして国家を支える「財源」が必要だった。

近代化を進める明治政府は千八百七十六年(明治九年)三月に廃刀令、同年八月に金禄公債証書発行条例を発布した。

この発布された二つは「帯刀・禄の支給(知行地)召し上げ」と言う旧武士最後の特権を奪うものであり、士族に精神的かつ経済的なダメージを負わせた。

簡単に言えば、各藩諸侯の独立地域支配に拠る「収石に拠る藩運営」及び武士としての「禄・知行」を中央が取り上げて「財源」とする事である。

「帯刀と禄の支給(知行地)召し上げ」は、永い事幕藩体制の既得権益の中でノウノウとしていた士族は、一気に無職・無収入の身分に落とされ、特権階級としての誇りも傷付けられる言になる。

その事に憤慨した熊本県士族の神風連の乱、福岡県士族の秋月の乱、山口県氏族の萩の乱が立て続けに起こっている。

その士族不満の帰結先が西郷軍(鹿児島士族)に拠る反乱「西南戦争」と言う訳だが、この制度改革には「財源の捻出」と言う切羽詰った維新政府の事情があるから、流血を伴っても断行した。

ずっと先になるが、第二次大戦後の新生民主国家・日本国の財源は「農地解放と新円切り替」からひねり出した。

すなわち、既成概念に囚われていては「財源の捻出など出来ない」と相場は決まっているが、革命であれば今までの制度を代えて、「財源」はひねり出せるものである。

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皇統と鵺の影人
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by mmcjiyodan | 2008-09-11 14:43 | Comments(0)  

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