卑弥呼(ひみこ)の墓
奈良県桜井市に在る「箸墓(はしはか)古墳」が測定の結果、「卑弥呼が居たとされる同年代の建造物だから」と言うのである。
しかしそもそも論から言わしてもらえば、卑弥呼は古事記・日本書紀は勿論の事、日本の古文書にはまったく記載が無く、他国の正史である魏書(全三十巻)の「東夷伝中の倭人の条(通称・魏志倭人伝)」に記載されているのみの存在で、卑弥呼の正体さえ明確でない
明確でないのに頭から卑弥呼の存在を肯定した上で、「卑弥呼の墓を見つけた」は学者にあるまじき強引な発想である。
魏書を鵜呑みにしたロマンにばかり走らず、その前にまずは卑弥呼が誰であるかの特定をするべきである。
つまり存在さえ定かでない卑弥呼(ひみこ)の正体論議を放り出して、行き成り「卑弥呼の墓を見つけた」は、笑止噴飯、あきれ返った大発見である。
いずれにしても魏書で言う所の「卑弥呼(ヒミコ)」が、日本では何者かを明確にしないで「卑弥呼(ヒミコ)の墓」を言い立てるのは、土台も無い砂上に楼閣を築くものではないだろうか?
こうした日本史に対する態度は、その存在を疑われている歴史上の創作人物・聖徳太子の存在を鵜呑みにするのと同等の粗悪な考え方ではないだろうか?
魏書(全三十巻)が伝える卑弥呼の正体は、比売皇女(ひめのみこ/比売大神)と推測され、それなら古事記・日本書紀に「ヒミコ」の名が記載が無くても筋が通っている。
もっとも我輩は元々魏書には懐疑的で、魏書(魏志倭人伝)の記述にどこまで信憑性があるかさえ不明であり、この「魏書」の記述が正しく正確で在れば邪馬台国と卑弥呼はとっくの昔に特定されていた日本史の筈である。
詳しくは、詳論【古代国家・邪馬台国の卑弥呼】に飛ぶ。
◆神話で無い、リアルな初期日本人の成り立ちについては、【日本人の祖先は何処から来たのか?】を参照下さい。
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【比売大神(ひめおおみかみ)・天照大神(あまてらすおおみかみ)・卑弥呼(ひみこ)同一人物説】に飛ぶ。
【第一巻】に飛ぶ。
皇統と鵺の影人
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未来狂冗談のもうひとつの政治評論ブログ「あー頭にくる」<=このブログのランキング順位確認できます。by mmcjiyodan | 2009-06-11 15:20