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神農(しんのう)道

秦の始皇帝を始祖と自称する秦氏の「秦河勝(はたのかわかつ)を祖に持つ」と言われる香具師(かうぐし、こうぐし、やし)の祖・川勝氏は、歴史的に矢師・野士・弥四・薬師(神農/しんのう)・八師とも書き薬の行商と言われ、また的屋(てきや)とも言い祭りを盛り上げる伝統をもった露店商であり、人々が多数集まる盛り場において、技法、口上で品物を売る。

その名の通り香具師は、祭礼や祈りの為の神具を扱っていた。

香具師の起源については、古代に遡(さかのぼ)る伝承をもっているが、明確ではなく、一説には秦氏の川勝氏が同じく秦氏の服部氏と共に聖徳太子の「諜報活動に任じていた」との記述があり、川勝氏が「香具師(かうぐし)の祖」とされている所から、「行商に身をやつして諜報活動をしていた」と考えると、祭りに付き物の「見世物小屋」の出演者も「いかにも」と言う事に成る。

つまり全国各地を移動しても怪しまれない職業が、主として神前での興行や商いをする「香具師(かうぐし)であり、旅芸人」と言う事で、表向きと違う活動をしていた事になる。

そして、この表向きと違う目的の手段としての活動が発展して金春流や猿楽として発生し、同朋衆(どうぼうしゅう)の芸として発展した能楽の観阿弥、世阿弥親子が現れ、芸能の主なルーツの一つとなったのである。

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by mmcjiyodan | 2009-11-01 01:18  

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