ABO式血液型の分布状況
日本人の血液型は、一般に凡(およ)そ四対三対二対一の比率で有る。
日本人の血液型の割合は、大体A型が38%(AA型が8%、AO型30%)、O型が30%、B型が22%(BB型が3%、B0型が19%)、AB型が9% ただし、血液型は二種類の遺伝子の組み合わせなので、A型でも生粋の AA型と AO型がいる(B型も同じ)。
早い時期に移って来て最初に居た列島の先住部族が占有率二十%のB型で、B型因子は氷河期に海峡が凍って渡れた時代に樺太経由で北方から渡って来た部族(日本史上では蝦夷族)の因子と考えられる。
つまりB型因子は東北・北陸・中部地方に多く西方に向かうに従って減少しており、 これが先住部族「蝦夷の基本的血液型」と思われる。
次に入って来たのが占有率三十%のO型で、O型因子は 九州南部・太平洋沿岸の県に多く、太平洋諸島に住んでいた民族(O型の多い太平洋型)が南方から渡来した 。
これが「呉族の基本的血液型(モンゴロイド)」と思われ、北米及び中南米の原住民に極端に多い血液型である。
最後にやって来たのが朝鮮半島を経た部族が渡来したもので、占有率が凡(およ)そ四十%の「A型が主力の部族だった」と思われる。
A型因子は、九州の北部に多く・中国(鳥取)・四国(愛媛)に分布し、漸次東方に進出して来た。東北に向かうにつれて占有率が減少し、これが「加羅族の基本的血液型」と思われる。
そしてこの三つの民族は、言語の上からも、習俗の上からも南方要素と北方要素とを混在して現在の日本人の祖先を形成するに至った。
混血の発端からすると当初の占有比率はB型因子優位だった可能性が高いが、A型因子を多く持った渡来部族がB型因子を持つ先住部族(日本史上では蝦夷族)を隷属化した経緯で優位因子が逆転したのではないかと思われる。
全体の約十%を占めるAB型因子 は混血新型因子である。
日本人の場合の比率はO型30.7%・A型38.1%・B型21.8%・AB型9.4%である。
これを例えば、モンゴル人に当て嵌めるとO型32.5%・A型22.3%・B型36.4%・AB型8.8%、韓国人の場合はO型34.5 %・A型28.0%・B型27.0%・AB型10.5% と各々微妙な差があるが、各々の民族の混血過程には「歴史的要因で差異が存在するからではないか」と考えられる。
これを米国人の現在で比較するとO型41.0%・A型44.0%・B型12.0%・AB型3.0%とO型とA型の比率が高まり、南北アメリカ大陸純粋原住民だけを採るO型100%と言われ、反証的に混血過程を証明している。
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