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ジュピターコンプレックス(被支配の願望)

人間(ひと)は側坐核(そくざかく/脳部位)に影響されて、勝っ手な相手に「自らの願望を為してくれる」と言う期待を抱(いだ)く事で、「心の安定を得よう」とする心理を持っている。

それが心理学的には「英雄待望論」だったり、信仰上の「カリスマ(超人/教祖)の存在」だったりする。

信仰・占術・予言の本質は、強弱の質こそ在るものの人間が持つ「側坐核(そくざかく/脳部位)」に影響された一種の依存症である。

この信仰・占術・予言に対する依存症は、横着極まりない事に、自分で努力する事を放棄し結果的に幸福を金で買う図式が構成される。

その延長線上に在るのが、「ジュピター・コンプレックス(被支配の願望)」である。

最近使われ始めたジュピターコンプレックス(被支配の願望)と言う言葉は、理論の左脳域に於ける思考では理解できない感性の右脳域の心理である。

勿論、このジュピターコンプレックス(被支配の願望)は基本的に男女の別なく存在し、その傾向が強い者は恐怖を消化的に受け入れる癖が保有されている。

一説には「幼児からの成長過程でトラウマ(心的外傷)化したのではないか?」とされるが、もしかしたら先祖累代の被支配層(被差別層)の記憶因子を受け継いだ上昇志向が薄い血統かも知れない。

そう言う被支配記憶因子を受け継ぐ人間は、何事も「偉い人がやってくれる」や「神仏が何とかしてくれる」と他所頼みで、一生他人に使われる平凡で野心が無い人生を望む筈である。

そしてジュピターコンプレックス(被支配の願望)に影響を与える脳の部位が「側坐核(そくざかく)」と言う事になる。

また武士道を利用しに掛かっている建前人間はともかく、本気で武士道の精神などに傾倒している人間は、このジュピターコンプレックス(被支配の願望)の持ち主に違いない。

場面に拠ってはジュピターコンプレックス(被支配の願望)が特に顕著に現れるのが女性で、女性は否定するだろうが心理的に計れば、悲劇のヒロインに憧れる女性の感性の右脳域に於いて、深層心理には或る種の願望として強いM(マゾ)性が潜んでいる。

所が、悲劇のヒロインとM(マゾ)性を何とも都合良く「別もの」と勝手に決め付けるから始末に負えない。

即ち女性の感性はメルヘンチックで、事実を御伽噺の中に包み隠してしまう傾向が在るのだ。

それでいて女性のメルヘンチックな感性は、理論の左脳域では想像も着かない事に、危険な香りのする冷たい男に心引かれる。

つまり女性には、感性の右脳域に於いて「ジュピターコンプレックス」と言う被支配の願望(感性)があり、「強くて残酷な者に心引かれる」と言う。

このジュピター、元々はローマ神話に登場する気象現象を司る神・ユピテルの英語名なのだが、太陽系の惑星・木星の名でもある。

コンプレックスは「劣等心的複合体」と言い一種の複雑な深層心理を表現するものだが、木星(ジュピター)は太陽から遠い惑星で太陽の陽光の恵みは少なく、冷たく大きな惑星(太陽系の惑星最大)で、地球から見上げると蒼く冷たく光っている。

本来「蒼色」はクールダウン(冷静になる)する色で、メルヘンチックな「私の蒼い鳥願望」には熱さや明るさは感じられず、或種醒(さ)めて居ながらの深層心理的な願望がジュピター・コンプレックス(被支配の願望)である。

つまり一筋縄では理解できないのが人間の心理で、強くて冷たいジュピターに心引かれる被支配の願望(感性)はイコール「M(マゾ)性」と言う事に成る。

詳しくは【美しくなれる興奮の解説】に飛ぶ。

参考文献【私の愛した日本の性文化】に飛ぶ。

性文化史関係一覧リスト】をご利用下さい。

◆世界に誇るべき、二千年に及ぶ日本の農・魚民の性文化(共生村社会/きょうせいむらしゃかい)の「共生主義」は、地球を救う平和の知恵である。

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by mmcjiyodan | 2010-05-02 01:05  

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