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肱川嵐(ひじかわあらし)

四国は中央に山地を頂く島で、伊予国(愛比売/エヒメ)は四国の北西・瀬戸内海側に在り、中でも南予と呼ぶ大洲市と内子町以西は西日本最高峰の石鎚山(石鎚山系)を擁している。

愛媛・肱川(ひじかわ)は、愛媛県西部を流れる愛媛県最大の河川・肱川水系の本流(一級河川)で、自然現象・肱川嵐(ひじかわあらし/又は肱川おろし)が発生する事で有名である。

肱川(ひじかわ)は屈曲が激しく、長さ百三キロメートルと比較的長大な河川であるにも関わらず、源流部と河口との直線距離が僅か十八キロメートルと特異な姿の河川と言える。

肱川(ひじかわ)は、愛媛県西予市宇和町(旧東宇和郡宇和町)鳥坂峠に源流を発し、一旦南流し、西予市宇和町の南部で東に向きを変え、西予市野村町(旧東宇和郡野村町)坂石で黒瀬川、船戸川と合流し、北へと向きを変える。

その後は河辺川、小田川等の支流を集めて蛇行しつつ四国山地を横断し、大洲盆地・伊予長浜の町に到って瀬戸内海に注ぐ。

肱川嵐(ひじかわあらし)とは局地風の一つで、毎年十月中旬から翌年の三月頃の朝五時から十時頃の晴天の日に吹く、冷気に霧を伴った強風の事だ。

河口に在る伊予長浜の町が晩秋から冬の朝に深い霧に飲み込まれる自然現象・肱川嵐(ひじかわあらし)の発生が見られる。

肱川嵐(ひじかわあらし)は、主に早朝で晴天、放射冷却で特に冷え込んだ日に発生し、肱川の中流域にある広大な大洲盆地で発生した霧が深く切り立った山に囲まれた肱川下流を流れ、海に一気に押し出される現象である。

その下流域は、大洲市長浜町(旧喜多郡長浜町)にて、渓谷状の地形から一気に瀬戸内海(伊予灘)に流れ込む形となっており、河口には水面上の三角州は形成されていなが、海中には膨大な川砂が流れ込んでいる。

伊予戦国三武将・宇都宮氏、河野氏、西園寺氏】に続く。

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皇統と鵺の影人

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by mmcjiyodan | 2010-06-29 18:05  

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