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帰属意識(きぞくいしき)

国家を形成する重要要件の一つが帰属意識(きぞくいしき)である。

人間には帰属意識(きぞくいしき)があり、その帰属意識(きぞくいしき)は人種(民族意識)だったり国(国民意識)だったり、同一宗教や勤務先企業だったりするのだが、その根底に在るのは「人間が群れ社会の生き物である」と言う極原始的な本能にある。

また、その帰属意識(きぞくいしき)の形成過程に影響を与えるのが、この「群れ社会の生き物」と言う原始的な帰属本能と「集団同調性(多数派同調)バイアス」と言う心理効果の利用である。

この集団同調性(多数派同調)バイアスに関してだが、多くの場合は宗教指導者や為政者、またはその両者が協力して「信仰心や民話の刷り込み」が作為的に応用され、帰属意識(きぞくいしき)を醸成して行く事になる。

天武帝桓武帝が進めた古事記日本書紀の編纂とその天孫降臨伝説を広める陰陽修験道師の活動は、正に帝の下に国家を統一させる為の国策だった訳である。

この手法は功罪合い半ばで、仲間の団結や国家形成の為に悪いとばかりは言えないが、問題はその帰属意識(きぞくいしき)が高じて敵愾心を煽り争いの基となる事である。

これは軸足の問題で、国際化が進む現在に於いて「民族の結束を採るか、国際協調を採るか」は、今後のコンセンサスとして大きな課題かも知れない。

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by mmcjiyodan | 2010-07-09 14:02  

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