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八坂神社(祇園神社)

八坂神社(祇園神社)の旧社格は官幣大社で、古くからある神社であるが、延喜式神名帳には記されていない。

日本三大祭の一つ祇園祭で有名な京都の八坂神社は素盞尊(すさのうのみこと/須佐王)を祀っている。

京都の八坂神社は全国祇園信仰の総本社であるが、実は本社(元社)が存在する。

その本社(元社)は、備後国・鞆浦(とものうら/現・広島県福山市鞆町)にある沼名前神社(ぬなくまじんじゃ/祇園神社)で、平安期の法令「延喜式」にも記載されている。

京都の「八坂神社」は、今は明治政府の神仏判然令(いわゆる神仏分離令)により名前に変更させられているいるが、本来は神仏習合で祇園神社(感神院祇園社)と呼ばれていた。

八坂神社の由来は地名からで、その所在地が古代豪族・八坂国造(やさかのみやっこ)一族が居住した土地を由来とする「八坂」だったからである。

京都祇園神社(八坂神社)の元社にあたる社が「鞆(とも)祇園神社」=「神仏判然令(いわゆる神仏分離令)改名・沼名前神社(ぬなくまじんじゃ/祇園神社)」で、京都の「鞍馬の火祭り」と鞆の浦(とものうら)の「お手火祭り」は良く似ている。

福山沼名前神社(ぬなくまじんじゃ/祇園神社)の「お手火祭りは」素盞尊(すさのうのみこと/須佐王)の神輿渡御(みこしとぎょ) に先だって行なう祓いの行事として今に伝えられている。

神輿渡御(みこしとぎょ)の原型は、遡るとインド・ヒンドゥー教のシヴァ神が考えられ、シヴァ神は破壊神であるが破壊(川の氾濫)の跡には新たなる肥沃な大地が恵みをもたらす信仰である。

シヴァ神が新たな肥沃をもたらす破壊の踊りを舞う時「その為の音楽を奏でる役を担う」とされるシヴァ神の乗る牛が「ナンディン(乳白色の牡牛)神」と成って神聖化が進んだ「牛(ナンディン)」が朝鮮半島・新羅(シルラ/しらぎ)の牛頭天王(ゴヅテンノウ)とされる。

「牛(ナンディン)」が破壊神シヴァの使いであるなら、記紀神話(古事記日本書紀)の素盞尊(すさのうのみこと/須佐王)の破壊神話と符合する。

勇壮豪快で荒々しい京都の八坂神社の神輿渡御(みこしとぎょ)や博多祇園祀りの勇壮な山鉾巡行は、シヴァ神の新たな肥沃をもたらす破壊の踊りがその神事の根底に在るからではないだろうか?

インド・ヒンドゥー教でシヴァ神が踊りを舞う時「その為の音楽を奏でる役を担う」とされるシヴァ神の乗る牛が「ナンディン(乳白色の牡牛)神」と成って神聖化が進んだ「牛(ナンディン)」が朝鮮半島・新羅の牛頭天王(ゴヅテンノウ)とされる。

インド・ヒンドゥー教で神聖な動物として崇拝されている「ナンディン(聖なる牛)信仰」が朝鮮半島・新羅(シルラ/しらぎ)の牛頭天王(ゴヅテンノウ)=祇園神・須佐王(スサノオ)とされ、現代では定説化している。

いずれにしても、全国に広がる祇園神社の祇園神・須佐王(スサノオ)が、ヒンドゥー教・ナンディン(乳白色の牡牛)神で、シヴァ神が踊りを舞う時「その為の音楽を奏でる役を担う神」とされている事から、祇園祭(ぎおんまつり、ぎおんさい)の祭礼神で在っても不思議は無い。

◆神話で無い、リアルな初期日本人の成り立ちについては、【日本人の祖先は何処から来たのか?】を参照下さい。

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by mmcjiyodan | 2010-07-29 05:06  

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