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宇佐神宮(うさじんぐう)・(二)

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当然ながら、信仰から神を扱う以上その並び順には神経を使い、然るべき所に御鎮座願うのが当り前である。

比売大神(ひめのおおみかみ)の正体が判らないから社殿の造営順などとばかな結論を出す。

この辺りの混乱からか、それとも何かを秘する都合でも有ったのかは判らないが、現在では宇佐神宮自身でも中央の比売大神(ひめのおおみかみ)の社殿を「二の殿」などと呼んでいる。

しかしこの社殿の並び順、社殿に順番を振っただけでは如何(いか)にも不自然な印象は拭えない。

この謎解きは簡単である。

宇佐神宮の主神が八幡神であり、八幡神は武神(戦神)である。

そして八幡神は菩薩(女性神)であり、しかも大が付く大菩薩となると、相当の格を持つ神である。

八幡神は源氏の戦神で、菩薩(ぼさつ/梵名ボーディ・サットヴァ)は仏教信仰の尊格であり、その一尊・観音菩薩の源流はヒンズー教の破壊神・シヴア神との説が強く、我が国に於いて比売(ひめ/女性扱い)である。

つまり比売(ひめ/女性扱い)の菩薩が居ても良い訳で、大菩薩(だいぼさつ)は大神(おおみかみ)、整理するとi戦神・八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ)は比売大神(ひめのおおみかみ)=破壊神・シヴア神の図式が成り立つ。

武神(戦神)比売大神(ひめのおおみかみ)が八幡大菩薩=破壊神・シヴア神と同一と考えると、考えられるのはそれこそ比売大神(ひめのおおみかみ)が「天照大神(あまてらすおおみかみ)の戦闘モード」と符合して来るのである。

ここからが肝心な所だが、全国八万社の総神社数の内約四万社が八幡神である。

総神様である天照大神(あまてらすおおみかみ)拠りも八幡神の末社が全国で幅を利かせて居るのは何故だろうか?

八幡神はその土地の鎮守神であるが、戦の神・八幡神の主神が比売大神(ひめのおおみかみ)=天照大神(あまてらすおおみかみ)であれば、八幡神を祀る事は「天照大神(あまてらすおおみかみ)を祀る事と同等な事」と解釈でき、信仰的に矛盾が無いのである。

いずれにしても皇室の扱いを見ると、伊勢神宮と、宇佐神宮は、本来、天一族(あめのいちぞく)の最高神達である。

この宇佐神宮には、古代史から続く日本の歴史を舞台に、謎が幾つもある。

恐らくは、統一王朝の成立に至る幾多の出来事に、それ以後の政権運営に、宇佐神宮が「深く関わっていた」からではないだろうか?

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◆神話で無い、リアルな初期日本人の成り立ちについては、【日本人の祖先は何処から来たのか?】を参照下さい。

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by mmcjiyodan | 2011-01-06 15:16  

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