仁和地震(にんなじしん)
仁和地震(にんなじしん)は平安時代前期に起きた南海トラフ沿いの巨大地震と推定される地震である。
この地震の九年前(八百七十八年)には関東地方で直下型大地震・元慶地震(がんぎょうおおじしん)、十八年前(八百六十九年)には三陸沖を震源として甚大な津波被害を伴った巨大地震・貞観地震(じょうがんじしん)が在った。
仁和地震(にんなじしん)の推定マグニチュードは八~八・五 、京都では長い地震動が在り、民家、官舎の倒壊に拠る圧死者多数でている。
特に摂津国での津波の被害が大きく、近畿地方の震害は宝永地震(ほうえいじしん)をも上回る様相を呈している。
「日本三代実録」にある畿内の甚大な被害記録は連動した南海地震を示唆するが、五畿七道諸国大震とも記録され、地質調査によると東海 東南海地震も「同時期に発生した」と考えられる。
この地震の痕跡として、静岡県富士市浮島ヶ原低地に於ける断層活動に拠る水位上昇痕が「痕跡として相当する」とされている。
ちょうど強力に成り過ぎた藤原氏の勢力をけん制・対抗する為に、宇多天皇(うだてんのう)が菅原道真(すがわらのみちざね)を重用した頃の出来事だった。
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皇統と鵺の影人
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