景行大王(けいこうおおきみ)と三峯神社(みつみねじんじゃ)
三峯神社(みつみねじんじゃ)は、神社本庁の別表神社であり、旧社格は県社(あがたしゃ)であり、秩父神社、宝登山神社と並ぶ秩父三社の一つで、埼玉県秩父市三峰にある神社である。
景行大王(けいこうおおきみ/第十ニ代天皇)の東国巡行の際に、大王(おおきみ/天皇)は社地を囲む白岩山・妙法山・雲取山の三山を賞でて「三峯宮の社号を授けた」と伝える。
伊豆国に流罪になった役小角(えんのおずぬ)がその三峰山で修業をし、弘法大師・空海が観音像を安置したと三峯神社縁起には伝えられる。
しかし景行大王(けいこうおおきみ/第十ニ代天皇)は、主に日本武尊(やまとたける)神話の物語に登場するのみで実在を疑問視される大王(おおきみ/天皇)でもある。
祀われているのは西日本に最も広く分布する犬霊の犬神である。
それが、朝廷の東日本統治政策の一環として為した陰陽修験の山岳信仰の活動で、西日本以東に広がった。
この地は関東だが、武蔵国秩父山系、相模国丹沢山系一帯、伊豆国箱根山塊、甲斐国(山梨)や信濃国(長野)の山岳地帯などの地域は、オオカミ(狼)信仰=犬神信仰が盛んである。
このオオカミ(狼)信仰=大神信仰は修験道の山岳信仰であるから、天の犬=天狗(てんぐ)とも関わりがある。
そして天狗(てんぐ)と犬神は呼び方が違うだけの同じ「イヌ」である。
天狗(てんぐ)修験道は、猿田彦(サルタヒコ)と天宇受売命(アメノウズメノミコト)の誓約(うけい)の古事に習う「人身御供伝説」を村々に仕掛けた特殊組織だった。
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詳しくは小論【天狗修験道と犬神・人身御供伝説】を参照下さい。
◆神話で無い、リアルな初期日本人の成り立ちについては、【日本人の祖先は何処から来たのか?】を参照下さい。
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皇統と鵺の影人
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