近親交配(きんしんこうはい)と女性の臭覚
女性の嗅覚が男性の嗅覚より大いに鋭いのは、「カップリング(交配)相手の選別の為」と言われている。
脳内ホルモン・フェール・エチル・アミンの、本能をくすぐる「一目惚れ効果」の前駆段階にこの女性特有の臭覚が在る。
女性は、匂い(体臭)で自分の好みの男性を選別しているのだが、此処に無意識な小脳の働きが在り、自然に「遺伝子が近い男性を避ける目的」が存在する。
つまり遺伝子が近い男性とカップリング(交配)すると、産まれて来る子供が知的劣勢や体質虚弱と言う近親交配 (きんしんこうはい)のリスクを負う事に成る。
だから遺伝子が遠い男性を、匂い(体臭)で嗅ぎ分けて自分の好みとする小脳の機能が働き、知らず知らずに「好き」と選択するからである。
ついでに言うと、この近親交配(きんしんこうはい)を避ける為の嗅覚が、娘が年頃に成ると鋭くなり、中高生くらいから父親の体臭を「臭い」と嫌う反応を示すように成る。
近親交配(きんしんこうはい)とは自然科学的な用語で、親縁係数がゼロでない個体同士の遺伝子(精子と卵子)を掛け合わせる事である。
有性生殖をする生物の多くは、例外を除き遺伝因子一つにつき一対(二つ)の遺伝子を持っていて、一方は父親から、もう一方は母親から受け継いだものである。
しかし両親が近親の為に同じ遺伝因子を持っていて、両親から同一の遺伝子をもらった場合のみにその形質が現れるのを「劣性の遺伝子」と言う。
また、どちらか片親からその遺伝子をもらっただけで形質に現れる遺伝子を「優性の遺伝子」と言う。
近親交配では、知的劣勢や体質虚弱な人物ばかりが誕生する確率が高く成る為、戦後に制定された民法により、三親等内の婚姻は民法七百三十四条で禁止されている。
近親交配上のリスクの特徴は、両親の血縁が近い場合にその両者が「共通の劣性遺伝子を持っている可能性が高くなる」と言う遺伝学上の危険である。
そのリスクを避ける為に、本能的に女性の嗅覚が男性より鋭いのである。
遺伝子関係の詳しくは・小論【ホモサピエンス(知性人)の「種の保存と遺伝子」】を参照下さい。
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