安政の開国(あんせいのかいこく)
徳川江戸幕府が永く施策していた鎖国が大老・井伊直弼(いいなおすけ)の、この「安政の開国」で終わりを告げる。
千八百五十八年(安政五年)、老中・松平忠固(まつだいらただかた)や紀州藩付家老職・水野忠央ら南紀派の政治工作により、井伊直弼(いいなおすけ)は江戸幕府の大老に就任する。
狂人的な開国論者・大老・井伊直弼(いいなおすけ)は独裁体制を築き将軍後継問題に着手し、強引に徳川慶福を第十四代将軍・徳川家茂(いえもち)とする。
さらに一橋慶喜(後の十五代将軍)を推薦していた水戸徳川家の徳川斉昭(一橋慶喜実父)や四賢候と称された宇和島藩第八代藩主・伊達宗城(だてむねなり)、福井藩第十四藩主・松平慶永(よしなが/春嶽)、土佐藩第十四代藩主・山内豊信(やまうちとよしげ/容堂)、薩摩藩第十一代藩主・島津斉彬(しまづなりあきら)らを蟄居させる。
絶大な権力を得て大老・井伊直弼(いいなおすけ)が、欧米各国と次々と修好条約を結び長崎・横浜・箱館(函館)の三港を世界に開港、「安政の開国」とされた。
ただしこの開国、朝廷の了解を受けなかった「孝明天皇の勅許無し」と言う江戸幕府の独断だった事から、各地の尊王攘夷派(勤皇の志士)が台頭する。
「安政の開国」をきっかけとして、やがて時代は大きなうねりとなって倒幕運動へと突き進んで行った。
【安政の大獄】へ続く。
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