ブータン王国
西暦二千十年を過ぎた現代、ブータン王国の提唱する幸福量(こくみんそうこうふくりょう・GNH/または国民総幸福感・こくみんそうこうふくかん)が世界の関心を集めている。
ブータン王国を最新文明機器の普及率や物質的に他国と比較すれば、評価は後進国かも知れない。
そのけして豊かとは言えない素朴な農業国(国内総生産 /GDP・が日本の二十分の一)でありながら国民の九十五パーセントが「幸せ」と感じている。
つまり現代の文明社会から一歩遅れた社会に在りながら、国民の「幸福量」は先進国と言われる物質文明社会よりも高水準だと言うのである。
ブータン王国は一妻多夫の国で夫が何人も居るから、それぞれの夫の子が一家に居ても珍しくない。
そしてブータン王国では、第二夫は第一夫の弟である事も珍しくはなく、つまり兄弟で一人の妻を共有している事に成る。
つまりブータン王国は、性に関して独自のモラルを持ち、キリスト文明の価値観とは一線を隔して人生を愉しんでいる。
量る尺度が変われば「貧しくても幸せ」と感じる。
いずれにしても、穏やかで陽気で日々をポジティブに生きているブータン国民ならではの幸せなので、資本主義の物欲文明社会のクヨクヨ場面とは無縁なのだろう。
このブータン王国々民の性に関する独自モラルが、文明開化以前の日本に溢れていた日本国民の「性に関するおおらかさ」が屈託無い笑顔がこぼれる日本人の暮らし方だった。
それにしても、「日本の性に関するおおらかさ」は、戦後復興の掛け声とともに失われて行った。
日本の山間部の過疎化が限界集落まで進んだのは、集団就職で若者が多数都会に出、寝宿制度や夜這いの風習が無くなり、若者が田舎に定着する魅力が壊滅したからである。
詳しくは、関連小論・【幸せの国・ブータン王国・・・日本人は幸せですか?】を参照下さい。
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皇統と鵺の影人
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