正々堂々尋常(じんじょう)勝負は戦国時代の利権で生まれた
それを、正々堂々勝負や尋常勝負(じんじょうしょうぶ)と言う綺麗事の建前をかざすように成った裏には戦国時代の利権習慣が原因として在る。
本来、戦場で自分の手柄を公に認めさせる為に始めた「名乗ってから切り合う」は当時の武士の暗黙の了解で、相手の首が「恩賞の決め手」と言う常識なのだ。
正々堂々や尋常勝負(じんじょうしょうぶ)の裏に在ったのは、主に乱戦である戦で誰が誰の首を取ったと言う「手柄利権の確定」だった。
けして「武士道の精神」で尋常勝負(じんじょうしょうぶ)をした訳ではない。
それを、織田信長流に団体戦にされると手柄を雑兵に持って行かれる。
つまり合理性を主にした織田信長が歴史の表舞台に登場するまでは、戦が「名乗ってから切り合う」と言う個人戦の集積型だった。
織田信長の提案した団体戦は上級武士の手柄利権がらみなのであるから、それで事の是非ではなく旧勢力は頭から抵抗する。
それで守旧派の武士達は、織田信長を「虚(うつ)け者」呼ばわりしたのだ。
詳しくは小論・【織田信長の「大虚(おおうつ)け」を解説する】を参照下さい。
詳しくは小論・【宮本武蔵(みやもとむさし)伝説の真実】を参照下さい。
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