皇統が永く続いた訳
周知のごとく「日本の皇統は凡そ三千年間の長期に渡る歴史を持っている」と言われている。
本来、日本の国の歴史と皇統は切っても切れない「日本人の精神的象徴」となつている歴史的実事が存在し天皇は民衆の尊敬を集めている。
日本人の成り立ちを考えるなら、「日本人の祖先は何処から来たのか?」と言う事の始まりから考える必要があるのに、「天孫降(光)臨伝説」と言う歴史的な捏造(ねつぞう)が、歴史学のまやかしになっている。
ヨーロッパや中国の皇帝は武力を持っ実力者の「取って代わろう」と言う野望に地位を奪われてきた。
ヨーロッパや中国と違い日本の皇統が永く続いた訳は時の実力者(領主)が民をひれ伏され納得させる「統治に裏つけ保障と証明」が必要だったからである。
日本列島に於いて、古来から統治に際する領主の地位の裏つけ保障と証明は天皇から授けられる形で存在していた。
だからこそ、どんな有力者が他から現れても連綿と天皇家(皇室)の存在が実力者(領主)の追認機関として成立していた。
日本人の永年培われた皇統を敬(うやま)う感性は脈々と続けられて来た。
しかしその天皇家(皇室)の保障と証明の裏つけは、古事記・日本書紀に関わる三種の神器(みくさのかむだから/さんしゅのじんぎ)と言う証明物の所持を以て納得させると言う手段しか無かった。
誤解されては困るが、例え出発点が天孫降臨伝説や天皇制の根拠が歴史的な捏造(ねつぞう)であっても、二千年以上の歴史が在る天皇制の現在や各神社それぞれの歴史は、長期に渡り現存するのだからその現在を筆者が否定する訳では無い。
この日本人の心のルールに唯一反逆を試みたのが戦国時代を代表する最も有名な武将の一人・織田信長だった。
詳しくは【【織田信長の「大虚(おおうつ)け」を解説する】】に飛ぶ。
詳しくは【【「本能寺の変」の謎・光秀の本能寺】】に飛ぶ。
【第三巻】に飛ぶ。
皇統と鵺の影人
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