真言・立川流(たちかわりゅう)
真言密教立川流を、現代の倫理観で計る単純な発想で「淫邪教」と言うのは簡単である。
しかしそんな事では推し量れない何かが、立川流にはある。
人類は生意気にも神になった。
そして自らの生物学的生態系まで壊してしまった。
シンプルに考えれば、性欲は「子孫を残す」と言う生物本能から始まっている。
従って、社会秩序の問題をクリアとすれば性欲そのものを「恥ずかしいもの」とするのは稚拙な勘違いである。
そこで問題なのが人間と言う生物の「特殊な進化」なのだ。
脳が異常に発達して物事がシンプルに処理できなくなった為に、人間だけは生殖時期(発情期)に関係ない「擬似生殖行為(生殖なき性交)」を神様に認められている。
つまり生物としての性欲を「恥ずかしいもの」と勘違いする事から様々な悲劇が始まっている。
性欲を「恥ずかしいもの」とする事が「勘違いだ」とすれば、情無き性交を問題視する事は愛情の問題ではなく、ただの既成概念に囚われたプライド(誇り)の拘(こだわ)りか異性に対する独占欲の拘(こだわ)りの問題である。
そこで誓約(うけい)の性交が群れの維持に重要な役割を果たし、その証明としてS(支配者)・M(被支配者)遊技の「擬似の群れ」が誕生する。
言って置くが、男女平等を誤解して男女の生物的特性まで否定する事は、他の動物同様に持ち合わせている人間の「生態系を壊す」と言う事に成る。
つまり人間は、生き物としての自らを否定するほど傲慢な存在なのである。
戦後も六十年を経て、そろそろ私権ばかりに偏った考え方を、「見直す必要が有る」と考えても良いのではないか?
女性が「産まない権利」を主張する事は「生態系上不自然な事」と言わざるを得ず、個人の私権ばかりを言い立てて少子高齢化を引き起こしている日本人は、滅びの道を進む事になる。
【真言密教立川流の謎】に続く。
【真言密教立川流と金沢文庫(かねさわぶんこ)文献の怪】に続く。
詳しくは【真言密教立川流の解説】に飛ぶ。
【真言密教立川流と後醍醐天皇の子沢山】に飛ぶ。
◆【性文化史関係呼一覧リスト】をご利用下さい。
◆世界に誇るべき、二千年に及ぶ日本の農・魚民の性文化(共生村社会/きょうせいむらしゃかい)の「共生主義」は、地球を救う平和の知恵である。
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皇統と鵺の影人
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