雑賀孫市(さいがまごいち)
我輩が魅力を感じるのは、権力の野望に固執せず、純粋な信念の美学を生き甲斐にする男達で、この時代に我輩にとって魅力的生き方をしたのがこの男、雑賀(佐大夫)孫市である。
明智光秀も捨て難いが、「自由に生きよう」と言う生き方の魅力では孫市には勝てず、次点である。
雑賀(佐大夫)孫市は、七万石相当の独立領地「紀州・雑賀(さいが)郷・五ヶ荘」を保有する勢力、雑賀衆七万人の郷士集団に認められた統領の一人だった。
雑賀(さいが)郷は自由都市・堺や紀州・根来寺(ねごろじ)の鉄砲(種子島)製造の根来衆にも近く、早くから鉄砲を操る業を身に着け、傭兵集団として名を轟かせていた。
雑賀衆の棟梁・雑賀孫市の魅力は、権力奪取に固執しない自由な生き方を標榜する透明感であり、それは後の坂本龍馬の生き方に共通している。
その雑賀(佐大夫)孫市が明智光秀と知り合い、光秀の妻明智煕子(あけちひろこ)が妻木氏(勘解由/かでの・妻木氏)の娘と知ると固い同盟関係を結んで、光秀に影に日向(ひなた)に助力する。
注)【鈴木重意(しげおき/雑賀孫市)】の項参照。
雑賀孫市については第三巻の主要登場人物です。記載項目が多過ぎてブログでは書き切れません。詳しくは皇統と鵺の影人・本編の第三巻をお読み下さい。
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