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冊封(さくほう/さくふう)

冊封(さくほう・さくふう)とは、多分に建前の部分(形式的)ではあるが、ある種「国際秩序」の形成に欠かせないもので在ったのだ。

中国を中心にした「国際秩序」の形成は、当時無くてはなら無いもので、それが、冊封(さくほう・さくふう)朝貢(ちょうこう・ちようけん)の制度である。

すなわち、多分に実効性は無いが、建前中国に臣下の礼(属国の体裁)をとる事で、ある種の国際関係の形式を成立させていたのだ。

つまり、近隣国の存在を国際的に認定する役目を、中国歴代帝国の皇帝は、長い事負っていた。

冊封(さくほう・さくふう)は、近隣国の権力者(小国の王)が中国皇帝から形式的に官位をもらう事で、その対外的地位を、室町幕府三代足利義満は使者を送る朝貢(ちょうこう・ちようけん)により、獲得していた。


実は日本の天皇制が武力を持たなくとも永く続いたには、この冊封(さくほう/さくふう)に代わる将軍宣下や官位叙任などの権威の認定業務を、唯一担っていたからである。

◆神話で無い、リアルな初期日本人の成り立ちについては、【日本人の祖先は何処から来たのか?】を参照下さい。

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皇統と鵺の影人

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by mmcjiyodan | 2008-04-29 10:33  

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