現世利益(げんせりえき)
生前、誰しもが認める不幸な人生だったが、死後に彼の生き方は評価され、「偉人」と称えられ歴史に残った。
不幸な人生に苦しみ抜いて死んで行った彼は、死後、遅ればせに評価され、果たして幸せだったのか不幸だったのか?
死んでから評価されても、「彼自身が幸せ」とは言い切れない。
「現世利益」とはそう言うもので、「楽に幸せに暮らしたい」と言う、利己的な欲望である。
その「楽に、幸せに暮らしたい」と言う欲望は、清く真面目に生きる事とは最初から矛盾が有る。
清く真面目に生きて財を成す者など、芸術やスポーツの分野を除けば、確率からして皆無に等しい。
その芸術やスポーツの分野の者も、政治や経済に転身すると「現世利益」に塗(まみ)れるのが世の常で、欲の深い人間で無ければ、世の中は渡り辛いものである。
つまり、清く真面目に生きれば「楽に、幸せに暮らせる」と言う信仰上の教えは、成り立たないのだ。
【第五巻】に飛ぶ。
皇統と鵺の影人
【このブログの一覧リンク検索リスト】=>【日本史検索データ】
<=このブログのランキング順位確認できます。クリック願います(ランキング参戦中)。★未来狂 冗談の公式HP(こうしきホームページ)
未来狂冗談のもうひとつの政治評論ブログ「あー頭にくる」<=このブログのランキング順位確認できます。by mmcjiyodan | 2008-04-29 13:03