源氏流(げんじりゅう)
清和(せいわ)源氏流は、清和天皇(第五十六代)に端を発する、高貴な血筋を有する武門の一方の旗頭である。
源氏流(げんじりゅう)は、けして朝廷の密命を帯びた訳ではない。
しかしながら、皇統の血流・皇胤(こういん)貴族であるから、和邇、大伴、中臣、蘇我、と言った諸王族の出自よりも、遥かに皇統には思い入れが強い。
源氏流にも諸派があり、村上源氏、清和(嵯峨)源氏、清和(摂津)源氏、清和(河内)源氏、など、清和源氏だけで二十一流がある。
鎌倉幕府を開いた源頼朝は清和(陽成)系河内源氏が正確である。
皇統から臣籍降下で、賜姓の「源氏」を賜った血統で、武門として朝廷の統治を補佐する家柄である。
彼らは、武門と言う事で特に天台(台密)、真言(東密)の両密教との交流が激しく、勘解由小路党とも近い関係だった。
また、宇多天皇(うだてんのう/五十九代)の孫は、ほとんどが源氏の姓を賜り臣籍に降下して宇多源氏流となり、平安期に近江を地盤とした武家・佐々木氏、また守護大名・佐々木六角氏や佐々木京極氏を排出した。
更に、京極氏からは戦国大名・尼子氏(あまごうじ)が出た。
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皇統と鵺の影人
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