生駒吉乃(いこまきつの)
織田信長(おだのぶなが)に愛され織田信忠と織田信雄を生んだ「生駒吉乃」は、側室であるが、正室並に扱われ信長に愛されていた。
念を押して於くが、織田信長婦人と言ってもこの時代は夫婦別姓で、正式には実家の姓を名乗るから、生駒吉乃(いこまきつの)の名乗りは妾でなくとも生駒吉乃(いこまきつの)である。
この生駒吉乃(いこまきつの)に、「信長は母の面影を見ていたのではないか?」と睨(にら)んでいる。
母の愛に恵まれなかった信長の愛した生駒吉乃の父親は、生駒親正(いこまちかまさ)と言い、親正の父・生駒親重(ちかしげ)は、信長の母・土田御前の兄で、土田家から生駒家に養子に入った為に姓が違うが、つまりは母方の従弟の娘が「生駒吉乃」である。
信長はこの「生駒吉乃」を頻繁に寝所に召し、特に「激しく抱いた」と言う。
織田信長(吉法師)は、その突出した才知故に母(土田御前)に愛されなかった人物である。
信長は心を開かない母に生涯心痛めながらも、母を慕っていた。
しかし、思いは通じない。
その母の愛に飢えた思いが、天下布武にまい進させ、また、母方の姪(生駒吉乃)を妾(正室並の側室)にし、情を注ぐ事に成ったのである。
唯、人間は必ず何かを背負って生きる者で、何事にも代償は必要である。
何もかも上手く行ってはバランスは取れないものであるから、背負った不幸を不服に思ったら負けである。
【生駒家(いこまけ){秀吉中国大返しの奇跡(二)}】を参照
★クリックリスト・・武将名をクリック願います。
信長の子息武将
信長嫡男・【織田信忠(おだのぶただ)】
信長次男・【織田信雄(おだのぶお/ のぶかつ)】
信長三男・【織田信孝(おだのぶたか)】
関連記事
【戦国期(せんごくき/室町末期)】に飛ぶ。
【生駒氏(いこまうじ)】に飛ぶ。
【土田氏(どたうじ)】に飛ぶ。
【第三巻】に飛ぶ。
皇統と鵺の影人
【このブログの一覧リンク検索リスト】=>【日本史検索データ】
<=このブログのランキング順位確認できます。クリック願います(ランキング参戦中)。★未来狂 冗談の公式HP(こうしきホームページ)
未来狂冗談のもうひとつの政治評論ブログ「あー頭にくる」<=このブログのランキング順位確認できます。by mmcjiyodan | 2008-04-30 00:05