天之御中主神(あめのみなかみぬしかみ)
しかし、日本の大和朝廷が古事記と日本書紀で創出した天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)と同等な神、陀羅尼神(だらにしん/全ての祈り神)が、渡来した仏教の中に居た。
本来なら、この世の最高神は一体でなければ成らないからこれは困った。
しかし、そこは誓約(うけい)の知恵で倭の国々(征服部族国家)を統一した大和合(大和朝廷)の国とその民ならではの柔軟な知恵が浮かぶ。
世の最高神が一体ならば天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)と陀羅尼神(だらにしん)は「呼び方が違うだけで同じ神様である。」と、日本列島の支配者と民はそれを否定することなく同一の神として受け入れた。
天之御中主神(あめのみなかみぬしかみ)は天地開開(てんちかいびゃく)神話で、宇宙に最初に出現し、高天原の主宰神となった神である。
その名が示す通り宇宙の真ん中に在って支配する神で、日本神話の神々の筆頭に位置付けられている。
古代インダス文明は、東方の国々に多くの影響を与えた。
インド・ヒンドゥー教の神や祭祀は一部形を変えながらも、日本の仏教に影響を与えている。
弘法大師・空海や伝教大師・最澄が日本に持ち帰った経典の中にも、ヒンドゥー教の教義や祭祀の信仰は含まれていた。
従って桓武天皇(第五十代天皇)が設けた中務省・陰陽寮に於いても、ヒンドゥー教の統治に都合の良い部分は組み入れられていても不思議ではない。
実は北辰妙見信仰に於ける天地開開(てんちかいびゃく)神話・世の最高神・天之御中主神(あめのみなかみぬしかみ)=陀羅尼神(だらにしん/全ての祈り神)もヒンドゥー教の三最高神の一柱・ヴィシュヌ神(天地創造神/見渡せる神)が妙見(見通す)に通じる所から、「同一の神である」と考えられる。
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